便秘の診察や検査
便秘の症状はわざわざ病院へ行くほどではないと思われる場合もありますが、病院で診察や検査は行っています。
症状がひどいときは病院の利用も考えてみるといいでしょう。
便秘の症状で病院を受診した場合、まず問診でどんな症状なのかを確認されることが多いです。
いつから便秘が続いているのか、排便は何日に一回くらいあるのか、出てくる便の形や硬さ、その他の気になる症状などについて確認されるのです。
そして必要に応じて検査も行われます。
どんな検査かというと、たとえばX線検査です。
これはレントゲンのことですね。
内科を利用したときに肺の様子を調べるためにレントゲンが使われることが多いですが、便秘のときは腹部の撮影となります。
これで腸の中の様子を画像で確認します。
血液検査が行われることもあります
採血をしてその血を調べる検査です。
採血は注射器で行われることが多いですから、レントゲンに比べると少し痛みのある検査となります。
このほかの検査というと、大腸カメラがあります。
大腸の中にカメラを入れて直接内部の様子を確認する検査です。
便秘はお通じのリズムが狂ったときに起こることもありますが、それが別の病気の症状として現れることもあるのです。
カメラを使って大腸の中を直接確認することで、何か異常や病気が疑われるかを調べられるのです。
このほかにもいくつか便秘の検査があります。
問診で確認した症状や初期検査などの結果を受けて医師が適切な検査を行います。
便秘のときは何科?
便秘の診察や検査を受けたいときは何科に行くといいのでしょうか?
便に関する症状ですから泌尿器科などでいいのかと思うかもしれませんが、これは内科、消化器科、胃腸科などとなります。
これら病院に行けば便秘について詳しい診察や検査を受けられます。
受診時には特に予約などは必要ない病院が多いです。
診察を行っている時間帯に保険証をもって来院するといいでしょう。
このときにどんな便秘なのか、症状を一度振り返って医師に伝えられるようにしておきましょう。
たとえば何日くらいお通じが滞っているのか、そのような便秘がどのような頻度で起こるのか、便の状態などをまとめられると診察がスムーズです。
このように便秘のときは内科や消化器科、胃腸科などを利用するといいのですが、泌尿器科はなぜ違うのかというと、こちらは泌尿器といって具体的には腎臓、膀胱、尿道などのほか、前立腺などの男性の生殖器を専門的に診ている病院となるためです。
消化器の症状となる便秘は泌尿器科の分野からは外れているため、泌尿器科よりは内科や消化器科、胃腸科などが向いています。