検査と診断
泌尿器科を受診したときには検査が行われ、それで正式に診断が出る場合も多いです。
それ以降、自分の病名がどんなものか、はっきりすることが多いですね。
逆に病院を受診しても検査を受けない場合、はっきりとした病名がわからない場合もあります。
泌尿器科が診ているのは主に泌尿器となり、体の外から目視では確認できない場合が多いですから、診断のためにはまず検査となることもあります。
これが必要かどうかは診察を行った医師が判断しますから、医師が検査を勧めた場合はなるべく考えてみるといいでしょう。
どんな検査が行われるの?
泌尿器科で行われる検査はどんなものかというと、これはよくある検査となることもあります。
たとえば尿検査です。
尿を調べることで多くの情報が得られます。
泌尿器科でもこの検査が行われ、その結果、病名が判明することもあります。
たとえば男性が排尿時の痛みなどを訴えている場合、尿道炎の可能性がありますが、その原因となる細菌がどんなものかは尿検査でわかります。
この尿道炎は性病が原因の場合もあるのですが、クラミジアや淋病といった病気の種類が尿検査でわかり、それがどんな尿道炎なのかといった部分まで含めて正式な病名がわかるのです。
このような尿検査以外ですと、たとえば血液検査があります。
これもよくある検査となりますが、泌尿器科での診断のために行われることがあります。
前立腺肥大症や前立腺がんなどの疑いがあるとき、これが行われたりしますね。
このほかにもレントゲン、エコーなど、専用の機器を使った検査が行われることもあります。
それら検査で尿路結石の診断が出る場合もあります。
このように泌尿器科では問診などを行った上で検査が行われることもあります。
それで病名が判明することもありますから、医師から検査を勧められたらなるべく考えてみてください。
ちなみに検査はあまり痛みや負担のない方法も多いです。
泌尿器科での検査は痛いといううわさもありますが、いきなり負担の重い検査が行われることはそれほどありませんから、気軽に泌尿器科を受診してみるといいでしょう。
検査なしで診断が出ることはある?
特徴的な症状で診断できる場合、検査なしで病名の診断が行われることもあります。
たとえばコンジローマです。
性器にイボができるといった症状となるのですが、これはイボが特徴的な形をしているため、検査なしで診断可能です。
このように検査なしで診断できる場合もありますが、それは症状次第となりますから、詳しくは診察を受けた医師まで相談してください。