泌尿器科に通うべき症状

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病気と言うものは大抵、なんらかの症状があらわれて自覚するものですよね。
そしてその自覚症状によって、通院するべき診療科目を判断し、通院するのが一般的です。
風邪だったら内科、視力低下なら眼科に相談しますよね。
では泌尿器科の場合、どのような症状が現れたら通院するべきなのでしょうか?

まず身近な症状からいくと、頻尿や尿漏れでしょう。
女性には非常に多い症状ですよね。
頻尿と言うのは基本的に日中に8回以上、夜間に2回以上の頻度で尿が出る症状です。
尿漏れとは正しくは尿失禁と言う症状で、お腹に力が入った際に漏れる腹圧性尿失禁と突然強い尿意に襲われ漏れてしまう切迫性尿失禁とがあります。
これらは単純に過活動膀胱、つまり膀胱が過剰に働いてしまっている病気である可能性が高いですが、そうでない場合もあります。
なにか重度な病気にかかっていて、その一症状として発症している可能性もあるのです。
頻尿や尿漏れはよくある症状だからと放置している人もいますが、必ず泌尿器科に相談しましょう。

夜尿症も身近な症状です。
通称「おねしょ」です。
幼児は基本的に「おねしょ」をします。
これは当たり前のことなので病気ではありませんよね。
しかし、5歳を過ぎてからも1カ月に1度以上の頻度で「おねしょ」をするとなると、夜尿症と定義されます。
そしてそのまま小学校に入学しても夜尿症が治らない子どもも少なくありません。
小学生になると修学旅行や友達とのお泊り会などもありますよね。
夜尿症が治らないと子供の尊厳が傷ついてしまい、精神の発育に大きな影響が出てしまうこともあります。
けっして楽観視してばかりいられないものなのです。
さらに夜尿症は中学校、高校、そして成人まで継続することがあります。
そうなると非常に強いコンプレックスになってしまいます。

他にも腎臓の痛みや残尿感、勃起不全、包茎などなど、泌尿器科に相談するべき症状は数多く存在します。
男性の場合は生殖器の病気も基本的に泌尿器科の専門です。
女性の場合、生殖器は産婦人科などの専門分野になりますが、尿の排泄などに関わる部分は基本的に泌尿器科になります。
男性は陰部の周辺で何か異常を感じたら、とりあえず泌尿器科に相談すると良いでしょう。
それで間違いと言うことは稀です。
女性はその症状が明らかに排尿障害以外のものであれば、婦人科や産婦人科に相談するべきです。
しかしどちらとも判断が難しい状況であれば、泌尿器科に相談して間違いはないでしょう。